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日本、豪独自案にも賛同方針 核の非人道性声明

 オーストラリアが準備している声明案について、日本政府は18日、賛同する方針を決めた。日豪両国は非核保有国による国際的枠組み「軍縮・不拡散イニシアチブ」(NPDI)をつくり、共同歩調を取っている。

 外務省によると、国連総会第1委員会(軍縮)が開かれている米ニューヨークで16日(日本時間17日)、オーストラリア側から声明への参加を呼び掛けられた。

 声明案は核兵器の非人道性を訴える一方、「不使用」は強調せず「安全保障面の議論」が必要と主張する内容。日本政府は、ニュージーランドなどと準備している共同声明案と同様に支持できると判断した。

 日豪両国は2010年、15年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議をにらみ、NPDIの発足を主導。14年4月に広島市で予定するNPDI外相会合で、核軍縮に関する具体的で現実的な提案を目指している。(藤村潤平)

(2013年10月19日朝刊掲載)

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