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社説・コラム

F35C岩国搬入「米国輸送探る」 在日米海軍司令部回答

 南シナ海で着艦事故を起こした米海軍最新鋭ステルス戦闘機F35Cとみられる機体を米軍岩国基地(岩国市)に運び込んだ理由について、在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)は11日、事故調査の支援に加え、米国への輸送の可能性を探るためと明らかにした。中国新聞の取材に答えた。

 同司令部によると、機体は米カリフォルニア州レムーア海軍航空基地を拠点とする第147戦闘攻撃飛行隊の所属という。

 同機は1月24日、南シナ海で空母カール・ビンソンの甲板への着艦に失敗。今月2日、深さ約3800メートルの海底から回収され、9日に岩国基地に船で運び込まれた。岩国基地は機体と事故の関連を認め「海軍が事故調査をしている」と答えていた。

(2022年3月12日朝刊掲載)

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