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日中交流 家族ぐるみで 広島市南区で「重慶の日」行事 食や音楽楽しむ

 中国・重慶市について理解を深める「重慶の日」の記念行事が20日、広島市南区の市留学生会館であった。約200人が音楽や食を通して、広島市の友好都市の文化に触れた。

 両市の交流を紹介するパネル展示やミニ中国語講座、二胡(にこ)の演奏があった。本場の味付けを再現した回鍋肉(ホイコーロー)なども味わった。

 日本中国友好協会広島支部(中区)や市などでつくる実行委員会が開いた。13回目。実行委によると、沖縄県・尖閣諸島をめぐる日中対立の影響で、昨年に続き重慶市長の祝辞は届かなかったが、菓子など記念品が送られてきたという。

 広島市が任命する交流の担い手「ヒロシマ・メッセンジャー」として司会を務めた鍛治山幸子さん(38)=浙江省出身=は「草の根では家族ぐるみの交流が深まっている。政治の対立は残念だが、子どもたちに友好の思いをつなげたい」と話していた。(山本洋子)

(2013年10月21日朝刊掲載)

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