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　三次市議会は１６日、ロシアによる軍事侵攻に抗議し、ウクライナへの人道支援に協力する意思を表すため、議場の市議２４人全員の席にウクライナ国旗を掲げた。同市は、人道支援として避難民の受け入れと募金箱の設置を決めた。

　議場であったこの日の予算決算委員会で、青と黄のはがき大の紙製の国旗を氏名標の傍らに置き、審議を進めた。定例会最終日の１８日の本会議でも掲示する。市議会はロシアのウクライナへの軍事侵攻に抗議する決議をしており、新家良和議長は「侵攻を即時中止すべきだという議会の意思を行動で示した」と話した。

　市は、避難民受け入れについて、市営住宅の提供や生活相談、日本語学習支援を想定する。定住対策・暮らし支援課は「政府の動向を見ながら準備を進めたい」としている。募金箱は１７日～５月２６日に本庁舎と７支所に置き、募金は日本赤十字社へ送るという。（千葉教生）

（２０２２年３月１７日朝刊掲載）