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米軍岩国基地に飛来の部隊か FA18 米で墜落 3日 最も重大な事故と判断

 岩国市の米軍岩国基地に飛来した第533海兵戦闘攻撃中隊の所属機とみられるFA18ホーネット戦闘攻撃機が、米本土で墜落事故を起こし、米海軍安全センターが最も重大な事故と判断していたことが17日、分かった。

 中国四国防衛局から市に入った連絡などによると、3日、米サウスカロライナ州で米海兵隊のFA18ホーネットが離陸直後に墜落した。乗組員は無事だった。米海軍安全センターは事故の深刻度を4段階のうち最も重大な「クラスA」と判断した。市や海外の情報によると、機体は第533中隊の所属機の可能性が高いという。

 岩国基地では部隊交代計画に基づき、おおむね6カ月ごとにFA18ホーネットの所属部隊が入れ替わっている。目撃者などによると、第533中隊は14日以降、計10機が飛来している。

 市は11日に中国四国防衛局から事故の連絡を受けていたが、所属部隊などを断定できていない。市基地政策課は「詳しい情報を収集したい」としている。(有岡英俊)

(2022年3月18日朝刊掲載)

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