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島根原発 工事を視察 松江市議会 新規制基準の対応確認

 松江市議会の島根原子力発電対策特別委員会(9人)は21日、原発新規制基準の7月施行後初めて中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)を視察した。中電が基準に沿って進める安全工事をチェックした。

 市議と市職員計19人が参加。同原発の岩崎昭正所長たちの案内で、事故時に対策拠点となる免震重要棟や、原子炉格納容器の圧力を下げる3号機東側のフィルター付きベント設備の工事現場を視察。完成した海抜15メートル、総延長1・5キロの防波壁も見学した。

 中電は年内に2号機再稼働へ向けた安全審査を原子力規制委員会へ申請する見通し。特別委の立脇通也委員長は「できるだけのことはしている印象」と安全対策を評価した。中電から市に安全審査の事前了解を求められた場合の対応は「市長から相談された時に考える」とした。(土井誠一)

(2013年10月22日朝刊掲載)

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