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まちづくり論 広島市長講演 市立大で特別講師

 広島市の松井一実市長は21日、安佐南区の市立大で特別講師として講演した。テーマは「広島の未来を見据えたまちづくり」。大規模未利用地の活用に向けた検討状況や団地活性化への取り組みなど、ハードとソフトの両面にわたる市の施策を紹介した。

 広島の歴史や経済などを幅広く学ぶ同大の「ひろしま論」の講義で、学生たち約270人が聴いた。松井市長は旧市民球場跡地(中区)、県営広島西飛行場跡地(西区)などの活用イメージを説明。「市民が語り合い、共に街をつくっていくことが大事。市は声を調整しながら着実に進めていく」と強調した。

 団地の活性化を目指す市の住宅団地活性化研究会の取り組みも紹介した。「地域コミュニティーの存在は生活を支えてくれる。若い皆さんも地域の活動に顔を出し、地域社会の再生に貢献してほしい」と呼び掛けた。(田中美千子)

(2013年10月22日夕刊掲載)

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