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避難民の今 インスタライブで ウクライナとの国境の町から医大生椿原さん 「関心を絶やさないでほしい」

 ウクライナからの避難民のケアに携わる広島市西区出身の医大生椿原弘將(こうき)さん(26)が27日、主に35歳以下の世代へニュースを発信する「中国新聞U35」とヒロシマ平和メディアセンターを写真共有アプリ「インスタグラム」で結び、ライブで語った。活動しているウクライナとの国境の町、ハンガリー・ザホニー近郊から「関心を持ち続けて」と呼び掛けた。

 ロシアによるウクライナ侵攻以来2回目となる活動のため、ハンガリー在住の椿原さんは28日までの予定でザホニーに滞在中。湯浅梨奈記者の司会で約30分間、逃れてきた人たちが降り立つ駅の様子を説明したほか、視聴者たちからの質問にも答えた。

 避難民から聞いた言葉で最も印象に残っているのが「私たちを忘れないで」との一言という。「関心を絶やさないでほしい。毎日戦争の映像に接していると感覚がまひしかねないが、この状況は当たり前でない。苦しんでいる人たちのことを知って」と強調した。

 インスタライブの録画は、中国新聞U35のインスタやヒロシマ平和メディアセンターのウェブサイトで配信する。(金崎由美)

(2022年3月28日朝刊掲載)

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