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独日協会会員が原爆資料館見学

 広島市の姉妹都市ドイツ・ハノーバー市で茶道を学んでいる独日協会ハノーバー茶道会の会員28人が22日、中区の平和記念公園を訪れた。

 一行は原爆慰霊碑に花を手向けた後、原爆資料館を見学した。大学生のリチャード・ビンケルマンさん(23)は「広島と絆を強め、核兵器廃絶を訴えたい」と話した。一行は市役所に松井一実市長を訪ね懇談もした。

 広島、ハノーバー両市は1983年に姉妹都市提携を締結。茶道会は広島市がハノーバー市に茶室「洗心亭」を寄贈した翌89年に結成され、茶道や日本文化を学んでいる。

 23日は西区の上田流和風堂で上田宗箇流のメンバーと一緒に茶を立て、宮島(廿日市市)を観光する。24日には長崎市の原爆資料館を訪れる。(新山京子)

(2013年10月23日朝刊掲載)

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