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有森さんら広島大会PR スペシャルオリンピックス 採火式とトーチラン

 11月に広島県で開かれる4年に1度の知的障害者のスポーツ全国大会「スペシャルオリンピックス」夏季大会の採火式とトーチランが2日、広島市中心部であった。大会会長で女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんたち関係者約千人が、大会の成功を祈った。

 採火式は中区の平和記念公園で行われ、有森さんが「世界情勢が困難な時だからこそ、スポーツを通じて平和のメッセージを届ける意義は大きい」とあいさつ。「平和の灯(ともしび)」から採火した火を広島市の松井一実市長から受け取り、トーチに移した。

 続くトーチランは、原爆の子の像から広島グリーンアリーナまでの約1・5キロを有森さんたち3チームがリレー。大会サポーターでサンフレッチェ広島アンバサダーの森崎浩司さんや出場選手たちが地元開催をPRした。ボウリング競技に出る安佐北区の小川真治さん(20)は「気持ちよく走れた。本番に向けて練習を頑張りたい」と笑顔だった。

 大会は公益財団法人スペシャルオリンピックス日本(東京)の主催で、広島では初開催。11月4~6日に広島市など4市町で12競技を実施する。(栾暁雨)

(2022年4月3日朝刊掲載)

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