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「安全性問題ない」 島根1号機 中電評価公表

 中国電力は24日、定期検査で停止中の島根原子力発電所1号機(松江市鹿島町)について、10年に1度安全性を自主評価する定期安全レビューの結果を公表した。「安全性に問題はない」と結論付けた。

 調査対象期間は2003年4月1日~12年3月31日。運転管理、放射線管理など8項目の検証に加え、耐震設計上、期間中の最新の知見が反映されているかどうかなどを調べた。

 福島第1原発事故を受けた安全対策では、水密性を高めた原子炉建屋内の扉など期間内に終えた対策をチェックした。7月に施行された原発の新規制基準への対応は今後「適切に対応する」とした。

 1974年3月の運転開始からの平均稼働率は69・3%だった。社員40人でつくるチームが12年7月から調査した。(樋口浩二)

(2013年10月25日朝刊掲載)

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