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避難者支援 募金開始へ ウクライナ 福山の国際交流協会

 ふくやま国際交流協会(福山市)の林克士会長は8日、ロシアのウクライナ侵攻により福山市へ避難したウクライナ人の支援を進めていく意向を示した。市内には3月下旬から家族3人が滞在しており、今後の避難者増も視野に入れ、募金を受け付けるなど経済的な協力態勢を強める。

 林会長は、会頭を務める福山商工会議所の記者会見で、企業や市民からの寄付を受け付ける口座を開設したと説明。「生活や金銭面での支援の窓口として、協会がスピード感を持って動く。避難してきた人の要望も受け止めていきたい」と述べた。寄付の受け付け方法などは、12日に開く協会の会合で決める。

 事務局の市市民生活課によると、避難してきた3人には市や市民有志が食料品や日用品、衣類を届けている。市には生活費の寄付に関する問い合わせもあるという。市役所で必要な手続きなどのため、ウクライナ語の通訳者の確保も目指している。(村上和生)

(2022年4月9日朝刊掲載)

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