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　日本原水協は１３日、昨年６月と９月に核爆発を伴わない臨界前核実験を２回実施した米国のバイデン大統領に抗議する文書を在日米国大使館にファクスした。

　ウクライナに侵攻したロシアが核兵器の使用をちらつかせている現状を踏まえ「核抑止力論は破綻している」と指摘。「核抑止力を信奉し、核兵器の近代化を進める米国の責任が厳しく問われている」と断じた。

　バイデン氏が掲げる「核兵器のない世界」の実現に向け、核軍縮の努力を保有国に課す核拡散防止条約（ＮＰＴ）の誠実な履行などを求めた。

（２０２２年４月１４日朝刊掲載）