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米臨界前核実験に抗議 広島県原水協など座り込み

 バイデン米政権が昨年、臨界前核実験を2回していたことが判明したのを受け、広島県原水協と県被団協(佐久間邦彦理事長)は14日、広島市中区の平和記念公園の原爆慰霊碑前で座り込みの抗議活動をした。

 雨天の中、約30人が参加した。「アメリカの臨界前核実験に抗議する!」などと記した横断幕やプラカードを掲げて約15分間、座り込みをした。佐久間理事長は「非常に腹立たしい。実験はもうやらないと米国が宣言することを願っている」と強調。またロシアがウクライナ侵攻を続けている状況を憂い「一日も早く戦争が終わってほしい」と願った。

 県原水協などはこの日、米国の臨界前核実験について「核兵器廃絶を願う国際世論を無視し、挑戦するものである」などと批判するバイデン大統領に向けた決議文を採択。在日米大使館にファクスした。(小林可奈)

(2022年4月15日朝刊掲載)

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