×

ニュース

市民の視点から被爆復興考える 広島で来月17日

 「市民から見た復興とは」と題した講演会が11月17日午後1~3時、広島市中区西白島町の中央公民館で開かれる。講師は、広島市立大広島平和研究所講師の桐谷多恵子さん(32)=写真。

 桐谷さんは、国際文化や戦後広島・長崎の復興史が専門。講演会では、これまでの聞き取り調査や史料に基づき、「復興とは何か」を考える。単に新しい建物の建設や記念碑の建立を意味するのではないとの視点に立ち、市民から見た問題点を挙げながら、「生きる」ことを根本にした被爆者にとっての復興について話す。

 この講演会は、「広島の復興―戦後広島市史」をテーマに中央公民館が開いている広島学セミナーの一環。参加無料。定員は先着60人。希望者は中央公民館に申し込む。Tel082(221)5943(火曜と11月4日は休み。午前8時半~午後5時15分)。

(2013年10月28日朝刊掲載)

年別アーカイブ