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シャンソン歌いウクライナ支援 中区 愛好家ら演奏会

 広島県内のシャンソン愛好家たちが15日、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するチャリティーコンサートを広島市中区のライブハウス「ライブ ジューク」で開いた。会場とウェブ配信で約90人が聞き入った。

 広島市や熊野町の女性ボーカル8人と福岡市の男性ピアニストが企画した。8人はピアノ演奏に合わせ、反戦歌や平和を願う曲を1人2曲ずつ披露。ザ・タイガースの反戦歌「廃虚の鳩(はと)」を熱唱したシャンソン歌手のさほまりこさん=安佐南区=は「大勢が悲惨な状況で苦しんでいる。少しでも力になりたい」と話していた。

 入場料(1人2千円)全額と、活動に賛同する市民からの寄付で計41万7千円余が集まった。国連児童基金(ユニセフ)のウクライナ緊急募金に送る。来場した西区の主婦寺岡慶子さん(74)は「平和を望む歌詞の意味をかみしめて聴いた。一日も早く戦争が終わってほしい」と願っていた。

(2022年4月16日朝刊掲載)

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