［ひろフェス ２０２２］ 国際平和文化祭 みんなで作ろう ８月開幕 中区でプレイベント
22年4月18日
音楽・映像アート 魅力発信
広島市で８月１日に開幕する「ひろしま国際平和文化祭」（ひろフェス）へ向け、実行委員会が１６日、広島市中区のＪＭＳアステールプラザで、プレイベント「作りたくなる、考えたくなる日」を開いた。音楽や映像が織りなす世界の魅力を発信した。（加田智之）
約２００人の来場者を前に、アイドルグループＳＴＵ４８の信濃宙花（そらは）さん（１８）と川又優菜さん（１８）が映像作りに挑戦。光と音をテーマに描いた絵を幻灯機でステージ上に映して動かしたり、安佐南区出身の声優新谷真弓さん（４６）の指導で文化祭のＰＲ映像に声を吹き込んだりした。新谷さんが「もっと感情を入れて遊ぶ感じでやってもいいよ」と手本を演じると、会場から感嘆の声が上がった。
また、文化祭メディア芸術部門のディレクターでアニメーション作家の山村浩二さん（５７）が講演。心の中で描いた夢を形にするのが絵だと説明し、「文化祭を通じ、個人や個性が尊重される大切さが伝わってほしい」と呼び掛けた。訪れた南区の小学３年、早川心さん（８）は「幻灯機で映し出された絵が動くのが面白かった。自分でも作ってみたい」と喜んでいた。
文化祭は２０２０年度まで続いた広島国際アニメーションフェスティバルを一新。音楽とメディア芸術を柱にコンクールや映画祭を繰り広げる。
（２０２２年４月１７日朝刊掲載）
