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高校生平和大使募る 核兵器廃絶 国内外で訴え

 広島、長崎両市を主な拠点とする市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は、核兵器廃絶を国内外で訴える第25代の大使を募集している。県内からは3人を選ぶ予定。5月6日必着で応募を受け付け、6月5日に広島市内で選考委員会を開く。

 応募できるのは、今年8月時点で県内の学校に通っている高校生。計画では、全国の大使約30人の一員として、8月に約1週間の日程でスイス・ジュネーブの国連欧州本部などを訪ね、核兵器廃絶などを求める署名を出す。費用は派遣委が全て負担する。新型コロナウイルスの感染状況によっては旅程や計画を変える。

 平和大使は1998年に始まり、核兵器廃絶を求める署名を集めて国連に届けてきた。派遣委の小早川健共同代表(71)は、ロシアの侵攻が続くウクライナの情勢を踏まえ「核兵器廃絶や世界平和の実現を強く願い、国際情勢に関心を持って活動できる高校生に集まってほしい」と呼び掛けている。

 希望者は、名前、学校名、学年、住所、電話番号(可能ならばファクス番号や電子メールのアドレスも)を記し、郵送で応募する。送り先は〒722―0014尾道市新浜1丁目8の30、高校生平和大使募集係。問い合わせは小早川共同代表☎090(9060)6162。 (小林可奈)

(2022年4月19日朝刊掲載)

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