×

ニュース

劣化調査の業者決まる 広島大旧理学部

 広島市は28日、広島大本部跡地(中区東千田町)にある被爆建物の旧理学部1号館(鉄筋3階建て)の劣化状況調査を担う業者がアクト建築設計事務所(西区)に決まったと発表した。9月25日の前回入札は、入札額がいずれも予定価格を上回る不調となったため調査項目を変更して再入札した。

 市によると、今月23日にあった一般競争入札の再入札には2社が参加。1度目の入札で同事務所が予定価格を上回る一方、別の1社が最低制限価格を下回り無効に。同日2度目の入札には、同事務所だけが応じて予定価格を下回った。落札価格は704万7千円。

 4社が参加した前回入札も2度実施したが750万~1300万円で不調だった。再入札は鉄筋の調査箇所を減らし予定価格を713万7千円に見直した。

 市は同事務所と近く契約し、来年3月28日までに調査報告書の提出を求める。

(2013年10月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ