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被災地支援 現地で実感 広島大生が活動報告

 広島大(東広島市)の学生ボランティア団体「OPERATIONつながり」は27日、9月初旬に宮城県などで取り組んだ被災地支援活動の報告会を同大で開いた。約50人が来場した。

 東北への派遣は7回目で、初参加の12人を含む20人が10日間活動した。宮城県亘理町や仙台市では仮設住宅を訪問。集会所で交流会を開き、個々の世帯を訪ねて話し相手になることもあったという。「狭さからくる不便さの一方で、新しいコミュニティーができている。必要な支援はさまざま」と説明した。

 農作業を手伝い、地元新聞社で講話も聞いた。東北の良いところを紹介し観光振興につなげる、など今後の活動方針も示した。生物生産学部1年中村龍太さん(18)は「経験を生かし、防災の大切さを広島で伝え続けていきたい」と熱を込めて話した。(金山努)

(2013年10月29日朝刊掲載)

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