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ウクライナ 広がる支援の輪 福山の避難民へ 寄付を受け付け 国際交流協会が開始

 官民組織のふくやま国際交流協会(林克士会長)は25日、ロシアの軍事侵攻に伴い福山市内に避難しているウクライナ人への寄付の受け付けを始めた。支援金として渡すなどさまざまな支援に役立てる。この日、福山青年会議所が早速20万円を寄付した。

 協会は指定口座への振り込みのほか、事務局を置く市市民生活課に設置した募金箱などで受け付ける。届いた寄付金は市内に避難してきたウクライナ人に対し、1人につき10万円を給付するほか、通訳の派遣や日本語学習などの支援の経費にも充てる。

 市内ではウクライナ南部のミコライウから家族3人が避難するなど受け入れが進んでいる。

 福山青年会議所は当面の生活費を確保しようと会員にカンパを募っていた。福山商工会議所であった贈呈式で、島田宗輔理事長が林会長に目録を手渡した。林会長は「戦火から逃れ、慣れない環境で暮らす人の支援にスピード感を持って対応したい」と述べ、感謝状も贈った。(門戸隆彦)

(2022年4月26日朝刊掲載)

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