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二十歳の誓い 自衛官叫ぶ 陸自隊海田で祝賀行事

 陸上自衛隊海田市駐屯地(海田町)で27日、隊員の成人祝賀行事があった。1月に予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期していた。2021年度に20歳になった隊員が、3階建ての司令部庁舎の屋上から「二十歳の誓い」を大声で発表した。

 対象者61人のうち45人が参加した。同庁舎前に集まった上官たち約100人を前に、「人の夢を守っていく」「一期一会を大切にしたい」などと決意を叫んだ。家族への感謝の気持ちを述べたり、得意の金管楽器ユーホニアムを演奏したりする隊員もいた。

 呉市内の高校を卒業して入隊した本田純菜(じゅんな)士長(20)は「自分自身で考えて素早く動ける自衛官になりたい。まずはブルドーザーなど大型特殊機械を乗りこなしたい」と話していた。今春、成人年齢が18歳に引き下げられたため、22年度の対象者については今後検討する。(二井理江)

(2022年4月28日朝刊掲載)

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