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米空中給油機 岩国移転計画 広島県に説明 中国四国防衛局

 中国四国防衛局は31日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されているKC130空中給油機を2014年6~9月に米海兵隊岩国基地(岩国市)に移転する方針を広島県に伝えた。県は、移転に伴い米軍機の飛行訓練が増えないよう求めた。

 防衛局の山田力地方調整課長が県庁を訪れ、普天間飛行場の全15機を岩国に移す計画を県国際課の浜本清孝課長に説明した。県は米軍機の低空飛行訓練による騒音被害が県内で後を絶たない現状を踏まえ、飛行訓練を増やすことのないよう要請。防衛局側は「岩国周辺でどんな訓練をするのかは明らかにされていない」として、具体的な回答は避けた。

 防衛局はこの日、大竹市と山口県周防大島町、和木町にも説明した。移転方針は防衛、外務両省が30日、山口県と岩国市に伝えた。

(2013年11月1日朝刊掲載)

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