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2国の平和 色紙に願い 中区でメッセージボード作り 露のウクライナ侵攻

 ロシアのウクライナ侵攻が続く中、両国の平和を願うメッセージボードを作るイベントが29日、広島市中区の合人社ウェンディひと・まちプラザであった。熊本市のNPO法人令和花のチカラ研究所が開いた。

 広陵高(安佐南区)3年の小泉響希(ひびき)さん(17)と野田祐希さん(17)、ベトナム出身の会社員バン・グエン・タンさん(27)=中区=が参加。両国の国旗の色の紙で鶴や花を折り「みんなが笑顔になれますように」などと書いた色紙に張った。小泉さんは「両国の溝が埋まってほしい」と話した。

 同法人は来月静岡でもイベントを開き、色紙は後日、平和記念公園(中区)の原爆の子の像にささげる。新田時也理事長(58)=神奈川県小田原市=は「核兵器の使用がちらつかされている今こそ、広島からメッセージを発信したい」と話した。(湯浅梨奈)

(2022年4月30日朝刊掲載)

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