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歌声やピアノでウクライナ支援 中区 慈善コンサート

 広島県内外で活躍する音楽家たちが1日、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するためのコンサートを広島市中区の県民文化センターで開いた。平和を祈る伸びやかな歌声に約300人の観客が聞き入った。

 「ORIZURUコンサート」の名で、ソプラノ歌手やピアニストたち7人が出演。冒頭にウクライナ国歌「ウクライナは滅びず」を斉唱した後、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」や「長崎の鐘」など約20曲を披露した。主催した実行委員会の森山勝利代表(77)=中区=が「音楽ができる平和の尊さをかみしめ、現地の友人たちにエールを送りたい」とあいさつした。

 コンサートの収益は日本赤十字社に全額届け、避難民の救援活動に使われる。会場には募金箱も設置。東区の音楽講師三上ゆりかさん(58)は「連日のニュースに胸が痛む。一日も早い停戦を願っています」と寄付していた。

(2022年5月2日朝刊掲載)

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