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　第４５回ひろしまフラワーフェスティバル（ＦＦ）の主会場となる広島市中区の平和記念公園で２日、市民が地域や学校で育てた花を並べる「ピースフラワープロジェクト花育」の飾り付けがあった。会場の準備は整い、３日に花と平和の祭典が幕を開ける。５日までのイベント期間中、新型コロナウイルスの感染防止策を徹底する。

　同公園の芝生広場であった作業には、もみじ銀行（中区）の天野成幸取締役専務執行役員や新入行員たち約３０人が参加。赤や黄など色とりどりのパンジーやペチュニア計約３万鉢をハトやリボンの形に並べた。公園を訪れた観光客たちは鮮やかな花を写真に収めていた。

　参加した同行西条支店（東広島市）の新入行員渡木千尋さん（１８）は「地域の皆さんのさまざまな思いが詰まった花を大切に並べさせてもらい、平和の尊さも感じた」と話していた。

　今年のＦＦのテーマは「Ｐｏｗｅｒ　ｏｆ　Ｆｌｏｗｅｒｓ～ともにつなぐ　希望のリボン～」。昨年に続いて平和大通り一帯でのパレードを見送るなど従来の内容を縮小して開催する。マスクの着用や入場時の検温など新型コロナの感染防止策を徹底し、広島国際会議場（中区）などでのステージプログラムに、一般公募を含む計９２団体約３千人が出演する。

　３日は午前１０時からのオープニングなどに続き、７月１１日に上野学園ホール（中区）で始まる劇団四季のミュージカル「リトルマーメイド」の広島公演の出演候補俳優が劇中歌を披露する。（石井雄一）

（２０２２年５月３日朝刊掲載）