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「米、屁理屈こね核実験」 広島の慰霊碑前 被爆者ら座り込み

 米国が新たなタイプの核実験をしたことを受け、広島県被団協(坪井直理事長)や連合広島などでつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議は31日、広島市中区の原爆慰霊碑前で抗議の座り込みをした。

 午後5時45分からの抗議活動には、被爆者たち約50人が参加。「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する」と記した横断幕を掲げ、ろうそくを並べて30分間座り込んだ。

 坪井理事長は終わりのあいさつで、核兵器の非人道性と不使用を訴える共同声明を日本を含む125カ国が発表したことに触れ、「核兵器廃絶が世界中の願いなのに、米国は屁理屈(へりくつ)をこねて実験を続けている。やめさせるために一人一人意思を持って行動してほしい」と呼び掛けた。

 同会議は1日、オバマ大統領宛ての抗議文を在日米大使館(東京)に送る。(岡田浩平)

(2013年11月1日朝刊掲載)

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