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平和の願い 演奏に込め 福山で慈善音楽祭始まる

 ジャズバンドやマリンバの演奏を楽しむ「春の福山音楽祭」が3日、福山市東桜町の県民文化センターふくやまで始まった。ロシアによるウクライナ侵攻の終結を願うチャリティーコンサートとして、会場で避難民のための寄付金を募る。5日まで。

 初日は市内で活動するグループ10組が「この素晴らしき世界」や「テネシーワルツ」などの名曲を披露した。往年の映画音楽も多く、来場者が盛んに手拍子を送った。

 地元の音楽指導者たちでつくる実行委員会が主催し、会場に募金箱を設置した。コンサートの収益と合わせて、日本赤十字社に届ける。訪れた同市新市町の会社員岡田義和さん(58)は「ウクライナにも音楽が楽しめる平和が早く戻ってほしい」と願っていた。

 4日はソプラノやテノールの歌手とマリンバのグループが出演。ウクライナの国歌のほか、唱歌や海外の民謡を奏でる。5日はタレントのKONISHIKIさんが市内のフラダンスのグループと共演する。(村上和生)

(2022年5月4日朝刊掲載)

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