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FCLPの期間 25日までに修正 米軍岩国基地の艦載機

 在日米海軍司令部(神奈川県)は5日、米軍岩国基地(岩国市)の空母艦載機が硫黄島(東京都)で陸上空母離着陸訓練(FCLP)を実施する期間を6~25日に修正した。同司令部は6~16日と4日に発表したが、在日米軍司令部(東京都)は6~25日と防衛省に伝えていた。在日米海軍司令部は中国新聞の取材に「単純なミス。在日米軍司令部の通知が正しい」と説明した。

 滑走路を空母の甲板に見立て離着陸を繰り返すFCLPは例年、10日程度実施する。在日米海軍司令部は、悪天候などで硫黄島で訓練できないケースを想定し、訓練期間を20日間と長めに設定したと説明。期間内に訓練を終えるとしている。

廿日市市が基地不使用要請

 米軍岩国基地の空母艦載機が硫黄島で6日から予定するFCLPで、廿日市市は5日、悪天候時などに予備施設の同基地でFCLPを実施しないよう、国や同基地に要請文を送った。

 要請文では「騒音や事故の発生など市民生活への影響が懸念されるため、岩国基地での着陸訓練の実施は到底容認できない」としている。

(2022年5月6日朝刊掲載)

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