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原爆病院 新病棟の起工式 広島市中区

 広島赤十字・原爆病院(広島市中区)の新病棟の起工式が31日、建設地であった。2015年秋の完成を目指す。

 石田照佳院長や病院職員、県と同市の職員たち約50人が、工事の安全を願った。石田院長は「災害に強い新病棟で、安全で快適な医療を提供できる。救急医療を充実させ、さらに地域の役に立ちたい」と話した。

 東側玄関前の駐車場に免震構造の新棟を建設する。11階建て、延べ約2万3500平方メートル。1~3階に救急外来、集中治療室(ICU)や手術室を集める。屋上ヘリポートも備える。

 3、5号館は解体して駐車場にする。ベッド数は本館と6号館、新棟合わせて計545床。現在より53床減らし、個室を増やす。敷地内には10月28日既に、立体駐車場が完成した。(永里真弓)

(2013年11月1日朝刊掲載)

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