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ウクライナ侵攻に抗議活動 広島県原水協や県被団協など

 広島県原水協や県被団協(佐久間邦彦理事長)などは6日、広島市中区の繁華街などで、ウクライナ侵攻や核兵器を使用するとの威嚇を続けているロシアに抗議する街頭活動をした。

 約150人が参加した。佐久間理事長(77)が冒頭、八丁堀西交差点でマイクを握り「核兵器が使われないか非常に心配だ。ロシア軍はウクライナから即時撤退せよと声を上げ、国際世論を動かそう」と訴えた。県原水協の福岡篤紀代表理事(69)は「多くの子どもや市民が殺されている。蛮行は許されない」と強調した。

 小学生の息子2人がいる廿日市市の主婦宮崎裕子さん(48)は「チェルノブイリ原発事故があった場所で、また故郷を離れないといけない人々がいる。状況が改善せずに無力感もあるが声を上げたい」と語った。

 ウクライナ侵攻に対する抗議行動は4月2日に続き2回目。参加者は、本通り商店街を通り、原爆ドームまでの約1キロを「ウクライナ市民の命を奪うな」「核兵器を使うな」と訴えながら歩いた。ドーム前ではウクライナの平和を願う歌を合唱した。(余村泰樹)

(2022年5月7日朝刊掲載)

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