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恒久平和実現 尽力誓う 福山で戦没者追悼式

 福山市戦没者追悼式が7日、同市丸之内の福山城公園であった。市や市遺族会でつくる実行委員会の主催。新型コロナウイルス対策として出席者数を制限し、遺族たち約60人が黙とうをささげた。

 実行委員長の枝広直幹市長は「ロシア軍によるウクライナ侵攻が続く現在、恒久平和実現への尽力を改めて誓う」と式辞を述べた。

 市などによると、市出身の戦没者は8068人。父親がマレー半島で戦死した門田八千代さん(81)=同市本庄町=は「会ったことはないが、戦争を嫌っていたという父の思いを想像しながら参加した」と静かに手を合わせた。

 市遺族会の篠原彌之(ひろゆき)会長(84)=同市駅家町=は「コロナ禍で人は少ないが、故人をしのぶ気持ちや継承にかける思いは変わらない。今後も続けてほしい」と話した。(東山慧介)

(2022年5月8日朝刊掲載)

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