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米核実験 抗議の座り込み 慰霊碑前 広島県被団協と県原水協

 米国が核兵器の性能を確かめる新たなタイプの核実験を9月12日に実施したことに抗議し、広島県被団協(金子一士理事長)と県原水協は1日、広島市中区の原爆慰霊碑前で座り込みをした。

 正午すぎから約30分間、55人が「断固抗議する」などと書いた横断幕を掲げて座った。県原水協の高橋信雄代表理事(74)はあいさつで「米国はいつでも核兵器が使えるぞと、国際社会を脅している」と非難。「ヒロシマの声を発信し、核兵器禁止条約の締結を目指そう」と呼び掛けた。

 米国に核兵器の放棄を求め、日本政府には米国へ抗議するよう求める決議文も採択。オバマ米大統領と安倍晋三首相、岸田文雄外相に宛て、それぞれ在日米大使館、首相官邸、外務省へファクスした。(田中美千子)

(2013年11月2日朝刊掲載)

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