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米軍所属機旋回 岩国市は抗議を 市民団体が要請

 米軍岩国基地(岩国市)の所属機が5月上旬の連休中に岩国市の市街地上空で飛行訓練をしたなどとして、市民団体「住民投票を力にする会」は9日、国や米軍に抗議するよう市に求めた。

 同会の藤本博司事務局長や市民団体「愛宕山を守る会」の岡村寛世話人代表たち7人が市役所を訪れ、市の穴水辰雄・基地政策担当部長に要請書を手渡した。力にする会によると、5日午後、所属機数機が市街地上空で旋回を繰り返した。市にはこの日、50件の苦情が寄せられた。

 要請書では、市と国、基地などでつくる岩国日米協議会で確認している「安全上許す限り工場および市街地の上空を飛行しない」との事項に触れ、国や米軍に説明を求めるよう訴えている。穴水部長は飛行高度が規定より低空ではないとの認識を示し「現時点ですぐに抗議することは考えてはいない」と答えた。

(2022年5月10日朝刊掲載)

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