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広島で被爆者と面会へ あす EU大統領 声明発表も

 広島市は11日、欧州連合(EU)のミシェル大統領(46)が13日に中区の平和記念公園を訪れると正式に発表した。原爆資料館を見学し、被爆者と面会する。EU大統領の広島訪問は2019年6月のトゥスク氏に続き2人目。

 ミシェル氏はベルギー首相を経て、19年12月にEU大統領に就任。22年3月に再選出された。市によると、滝川卓男館長の案内で資料館を見学し、芳名録に記帳した後、声明を発表する予定となっている。原爆慰霊碑に献花し、松井一実市長と被爆者と面会する。

 ミシェル氏はフォンデアライエン欧州委員長と訪日し、12日に岸田文雄首相と定期首脳協議を行う予定。フォンデアライエン氏は広島を訪れない。

 市平和推進課は「ウクライナ情勢が緊迫化し、核兵器使用のリスクが懸念される中、核兵器廃絶や世界恒久平和を願うヒロシマの心を伝える重要な機会になる」としている。(小林可奈)

(2022年5月12日朝刊掲載)

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