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核禁条約批准へ 中区で署名集め 被爆者7団体

 二つの県被団協など被爆者7団体は22日、広島市中区の平和記念公園で日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名を集めた=写真。日本政府が来月開かれる同条約の第1回締約国会議に参加し、核兵器廃絶へ行動するよう訴えた。

 被爆者たち10人が参加した。県被団協の箕牧(みまき)智之理事長(80)があいさつし、日本政府が同会議にオブザーバーで参加することすら後ろ向きなことに触れ「署名で参加を訴えないといけない」と強調。市民や観光客に協力を呼び掛け、親子連れたちが用紙に名前を書いていた。

 ウクライナに侵攻したロシアが核兵器の使用を示唆する中、参加者は「ロシアの核使用をやめさせよう!」などと記した横断幕も掲げた。7団体は昨年1月22日の条約発効後、奇数月の22日に街頭での署名集めを実施し、日本被団協を通じて日本政府に提出している。

(2022年5月23日朝刊掲載)

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