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露大統領ら招待せず 広島市、ベラルーシも

 広島市は20日、今年8月6日の平和記念式典に、ロシアのプーチン大統領と同国の駐日大使を招待しないと明らかにした。市によると、1998年から続けている核兵器保有国の首脳の招待を見送るのは初めて。ロシアがウクライナ侵攻を続けていることを踏まえた。

 市民活動推進課は「式典に招待することで、ロシアに対する日本の姿勢について誤解を招く恐れがある」と説明している。政府と協議して判断したという。市は2006年から各国大使にも招待状を送っているが、今年はロシアの攻撃を支援したベラルーシの駐日大使も招待しない。

 同課は「今後、国際情勢が改善すれば、式典参列や原爆資料館の視察を強く申し入れたい」としている。(余村泰樹)

(2022年5月21日朝刊掲載)

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