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折り鶴再生した生地→スニーカーに 府中市のスピングルカンパニー発売

 スニーカー製造のスピングルカンパニー(府中市)は、広島市などに寄贈された折り鶴を再生して生地に取り入れたスニーカーを発売した。同社の通販サイトや直営店、靴専門店で扱う。

 自社ブランド「スピングルムーブ」の企画商品として開発した。古紙再生商品を手がけるカミーノ(東京)から折り鶴を再生したレーヨンを調達。デニム製造の篠原テキスタイル(福山市)の協力で綿と織り込んでスニーカー用の生地に仕立て、足の甲を覆う「アッパー」の部分に使った。

 中敷きや靴ひもには、折り鶴をモチーフにしたカラフルな模様をあしらった。男女兼用の7サイズをそろえ、いずれも1万8700円。初年度は500足の販売を計画する。

 同社は「リサイクルの大切さに加え、平和のメッセージを伝える靴として親しんでもらいたい」としている。(高木潤)

(2022年5月25日朝刊掲載)

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