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原発問う住民投票を 上関・伊方の反対団体連携

 山口県上関町の中国電力上関原発建設計画に反対する市民団体「いのち・未来 うべ」の安藤公門代表(66)が6日、県庁で会見し、県内の反原発団体が四国電力伊方原発のある愛媛県側と連携し、同時期に原発の是非を問う住民投票を計画していることを明らかにした。瀬戸内海を挟んで協力し合い、原発反対の条例制定を目指すとしている。

 原発に反対する両県の個人・団体などが8日、周南市で準備会を開き、住民投票に向けた署名活動や協力の在り方などを協議する。準備会では社会学者の宮台真司さんや東京の市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」の関係者の講演も予定されている。

 伊方原発は、再稼働が見込まれる原発の最有力候補とされ、半径30キロ圏には上関町八島の一部も含まれる。

 安藤代表は「両県は瀬戸内海を挟み、新設と再稼働の問題を抱えている。脱原発を望む声と政府とのねじれを問いたい」とした。(井上龍太郎)

(2013年11月7日朝刊掲載)

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