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文字盤に「長門」艦影 懐中時計 近く発売 呉の梶本時計店

 広島県呉市中通の梶本時計店が、呉で建造された戦艦長門をデザインした懐中時計をプロデュースし、予約を受け付けている。昨年12月に発売した戦艦大和の腕時計に続き、「旧海軍の街の歴史を発信したい」と同店の梶本浩史さん(43)は言う。

 文字盤には、1920年の完成当時で世界最大級の戦艦だった長門が、月明かりの静かな海に浮かぶさまを描いた。終戦後、米国に接収され、マーシャル諸島のビキニ環礁で核実験の標的に使われた長門。実験後、夜間に人知れず沈没したとされる最期に着想したデザインという。

 2万900円。9月上旬発売予定で、今月31日まで予約を受け付ける。追加生産分の販売も見込む。☎0823(21)3722。(小林旦地)

(2022年5月28日朝刊掲載)

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