×

ニュース

新規原発稼動へ国の考え必要 松江市長、島根3号機安全審査申請で

 島根県松江市の松浦正敬市長は6日の記者会見で、中国電力が島根原子力発電所3号機の安全審査を申請する場合「(稼働すれば)震災後初の新規稼働になる。国の基本的なエネルギー計画が出ないと判断に迷う」と述べ、申請を認める条件に、国が原発新規稼働に対する考え方を示す必要があるとの認識を示した。

 経済産業省が年内にエネルギー基本計画案の取りまとめを目指していることを踏まえ、松浦市長は、3号機の稼働について「私たちだけの考えで良い悪いは言えない」と述べ「(停止中の)2号機とは違う手順」になるとの見通しを語った。

 2号機には「稼働実績がある」と述べ、安全審査の申請に向けた障害が3号機より小さいとの考えを示した。(土井誠一)

(2013年11月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ