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児童文学 広島で研究大会 あすから 成果報告や講演

 児童文学の研究者たちでつくる日本児童文学学会の研究大会が9、10の両日、広島経済大(広島市安佐南区)である。広島では初めての開催となり、一般参加もできる。

 9日午後0時50分からは、いずれも広島県に住む児童文学作家の皿海達哉さん、中澤晶子さん、三浦精子さんの3人が、東日本大震災後の児童文学をテーマに語り合う。10日午後1時から、巖谷國士(いわや・くにお)・明治学院大名誉教授が、祖父で近代児童文学を広めた巖谷小波(さざなみ)について講演する。

 会場では、児童文芸雑誌「赤い鳥」に掲載された鈴木三重吉の直筆原稿や、被爆翌年に広島で生まれた児童雑誌「ぎんのすず」の創刊号などを展示。被爆して間もない頃、在米広島県出身者から故郷に寄贈された米国絵本なども並べる。両日とも資料代千円。実行委員会Tel082(871)9368。

(2013年11月8日朝刊掲載)

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