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原爆ドーム周辺 剪定奉仕 広島市造園建設業協 8・6に向け

 広島市造園建設業協会は6日、世界遺産の原爆ドーム(中区)周辺の樹木を剪定(せんてい)した。多くの人が訪れる8月6日の平和記念式典を前に毎年、ボランティアで作業しており今年で12回目。

 市内の18社38人が9班に分かれて取り組んだ。ヒラドツツジやサツキツツジなどを植木用のバリカンで刈り込み、高さをそろえた。原爆ドームの敷地内の芝も芝刈り機で長さ約3センチにし、雑草を手で抜いた。立ち止まって作業を見守る観光客もいた。

 協会は設立20周年の2011年からボランティアの剪定を始めた。ツツジが咲き終わる時季を選んでいる。山岡裕幸副会長(45)は「コロナ禍で減った修学旅行生や観光客が原爆ドーム周辺に戻ってきてうれしい。8月6日にきれいな状態の広島を見てもらいたい」と話していた。(川上裕)

(2022年6月7日朝刊掲載)

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