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アジミ所長退任へ ユニタール広島 健康理由 

■ 桑島美帆

 国連訓練調査研究所(ユニタール、本部スイス・ジュネーブ)広島事務所のナスリーン・アジミ所長が今月末で退任する意向を固めたことが18日分かった。健康上の理由という。後任の所長は未定。

 アジミ氏は1959年、イラン生まれ。ユニタール本部の上級プログラムコーディネーターを経て2003年7月、中四国で初の国連機関として開設された広島事務所の初代所長に着任。紛争からの復興、世界遺産の保全などをテーマに国際的な研修会を開き、被爆地との連携を深めながら実績を重ねた。

 アジミ氏は引き続きユニタール上級顧問として広島にとどまり、事務所の業務をアドバイスする。

(2009年6月19日朝刊掲載)

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