×

ニュース

岩国の福田市長、普天間を訪問へ 空中給油機を視察

 山口県岩国市の福田良彦市長は11日から3日間、沖縄県を訪問する。仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事たちと会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されているKC130空中給油機の運用状況などを確認。普天間移設前に、米海兵隊岩国基地への先行移転を受け入れるかどうかの判断材料とする。

 福田市長は12日、沖縄防衛局の武田博史局長を訪ねた後、仲井真知事と面会する。13日は宜野湾市の佐喜真淳市長に会い、普天間飛行場を視察する予定。

 空中給油機をめぐっては10月30日、岸信夫外務副大臣たちが岩国市と山口県を訪れ、2014年6~9月に普天間配備の全15機を移転する方針を伝えた。

 市と県は「普天間問題の見通しが立つまでは認めない」との基本姿勢。一方、福田市長は「沖縄の負担軽減にどれだけ寄与されるのか(現地を)見たい」とし、沖縄訪問と県や議会の意向を踏まえて総合的に判断するとしている。

(2013年11月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ