ウクライナから福山に避難の少女 生活や母国への思い語る 丸之内RCの例会に招待
22年6月8日
ロシアのウクライナ侵攻を受け福山市内に避難しているアナスタシヤ・クラブチュクさん(14)が6日夜、市内のホテルであった福山丸之内ロータリークラブ(RC、笹井康史会長)の例会に招かれた。2カ月弱の避難生活や現在の心境を語った。
アナスタシヤさんはウクライナ北西部のチュドニフから単身、福山市で暮らす姉オレナさん(33)を頼って避難した。会員約30人を前に避難した当時の状況や両親、中学の同級生が残る母国への思いも話した。福山城や宮島(廿日市市)を訪れるなど生活に慣れたといい、「日本の文化が好き。人は優しいし、食べ物もおいしい」と笑顔で話した。
会員との質疑応答では夢について聞かれ、「夢は一つ。戦争が早く終わってほしい」と返答。出席者は「戦争は必ず終わる。その時が来たら復興のために応援したい」と語りかけた。アナスタシヤさんは日本語を今後学ぶ予定で、例会の後に「日本の友だちをたくさんつくりたい」と話した。
同RCは、笠岡市の笠岡東RCの会員がオレナさんと知り合いだったのが縁でアナスタシヤさんを知り、平和について考えようと姉妹を招いた。この日は会員から寄付も集め、6万円をアナスタシヤさんに贈った。(門戸隆彦)
(2022年6月8日朝刊掲載)
アナスタシヤさんはウクライナ北西部のチュドニフから単身、福山市で暮らす姉オレナさん(33)を頼って避難した。会員約30人を前に避難した当時の状況や両親、中学の同級生が残る母国への思いも話した。福山城や宮島(廿日市市)を訪れるなど生活に慣れたといい、「日本の文化が好き。人は優しいし、食べ物もおいしい」と笑顔で話した。
会員との質疑応答では夢について聞かれ、「夢は一つ。戦争が早く終わってほしい」と返答。出席者は「戦争は必ず終わる。その時が来たら復興のために応援したい」と語りかけた。アナスタシヤさんは日本語を今後学ぶ予定で、例会の後に「日本の友だちをたくさんつくりたい」と話した。
同RCは、笠岡市の笠岡東RCの会員がオレナさんと知り合いだったのが縁でアナスタシヤさんを知り、平和について考えようと姉妹を招いた。この日は会員から寄付も集め、6万円をアナスタシヤさんに贈った。(門戸隆彦)
(2022年6月8日朝刊掲載)