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児童発 未来の希望 西区 大賞2人 8・6「代表」に

 広島市内の児童が平和への思いを発表する「こどもピースサミット」が11日、西区のコジマホールディングス西区民文化センターであり、幟町小6年バルバラ・アレックスさん(11)と中島小6年山崎鈴さん(11)=いずれも中区=が大賞に選ばれた。2人は8月6日の平和記念式典でこども代表として「平和への誓い」を読み上げる。(根石大輔)

 イタリア・ミラノ生まれのバルバラさんはイタリア語で平和を意味する「パーチェ」という言葉を紹介。将来は世界中の人に自分の言葉で平和への思いを伝えるとし「人々の心にパーチェがともるように祈りながら語る」と誓った。

 山崎さんは好きな曲の歌詞を聴いたときに感じた「世界中の人が仲良くなるヒント」について話した。「友達とけんかになるのは意見が違う時に自分の考えを変えたくないから」と振り返り、「世界中の人が言葉や宗教、考え方の違いを受け入れることができれば、笑顔で過ごせる未来をつくれる」と力を込めた。

 サミットは市教委が主催し、142校の1万1012人が作文を応募した。この日は事前審査を通過した20人が登壇し、各校での平和学習やロシアのウクライナ侵攻などで感じたことを話した。20人は25日に再び集まり、「平和への誓い」の文案を共に考える。

(2022年6月12日朝刊掲載)

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