×

ニュース

大自然・動物・人々 タンザニア鮮やかに 中区で現代アート展

 東アフリカのタンザニアの現代アートを紹介する「ティンガティンガ原画展」が14日、そごう広島店本館1階(広島市中区)で始まった。サバンナの大自然や動物たちを鮮やかな色彩で描いた約100点が並び、来場者を楽しませている。20日まで。

 ティンガティンガはタンザニアで生まれたポップアートの技法で、キャンバスに原色系の赤や黄などのペンキを塗る自由な作風が特徴。今回の原画展では、同国で平和の象徴として親しまれるキリンや北部に暮らすマサイの人々を描いた作品などを紹介している。

 現地ではアート活動で経済的な自立を目指す画家約100人が腕を競っているという。その中でトップレベルにある画家ムワメディさん(43)が会場で実際に絵を描く様子を最終日まで見ることができる。

 午前10時~午後8時(最終日は午後5時まで)。入場無料。ムワメディさんは「日本の人に絵を見て明るい気持ちになってもらいたい」と話している。(久保友美恵)

(2022年6月15日朝刊掲載)

年別アーカイブ