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被爆人形撤去方針受け意見交換 原爆資料館の将来像考える 広島市で18日

 広島市中区の原爆資料館の将来像を考えるワークショップ「広島平和記念資料館をプロデュース!?」が18日午後6時半~9時、中区本通の飲食店「バー スワロウテイル」である。被爆者の姿を再現したプラスチック製人形を2015年度末に撤去する市の方針が論議を呼ぶ中、中区のNPO法人ひろしまジン大学が企画した。

 市は資料館の耐震改修と展示リニューアルに合わせ、展示を実物資料を重視した内容に切り替え、人形を撤去する方針でいる。ワークショップでは、志賀賢治館長が新たな展示内容や理念などを説明。それを受け参加者も意見発表する。

 参加者には事前に市のホームページに掲載されている資料館の展示整備等基本計画を読み込んでおく「宿題」を課す。ひろしまジン大学のスタッフ、安彦恵里香さん(34)は「ヒロシマのメッセージを今後どう伝えていくか、一人一人が考える場にしたい」と話す。

 定員は申し込み先着20人。参加費として500円のワンドリンクを注文する必要がある。ひろしまジン大学事務局Tel070(5522)9638。(田中美千子)

(2013年11月12日朝刊掲載)

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