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政府参加求め被爆者ら集会 原爆ドーム前

 核兵器禁止条約の第1回締約国会議が21~23日にオーストリア・ウィーンで開かれるのを前に、広島県被団協(佐久間邦彦理事長)と県原水協は18日、広島市中区の原爆ドーム前で集会を開いた。約80人が参加。会議の成功を願い、会議への不参加を表明した日本政府に再考を促した。

 核兵器廃絶を訴える横断幕を手に、禁止条約や会議の意義をアピールした。県被団協の佐久間理事長(77)は「核兵器のない世界に向かう議論を深めてほしい」。国会議員との面会活動を続ける「核政策を知りたい広島若者有権者の会」の田中美穂共同代表(27)は、日本政府に「当日まで諦めずに参加を求める」と強調した。

 全ての国の禁止条約批准や、日本政府の会議参加を求めるアピールを採択。集会後は近くの元安橋で、日本の条約参加を求める署名活動もした。

(2022年6月19日朝刊掲載)

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